• オオハシシン

背骨の動きを制限するカウボーイ


カウボーイは自分より圧倒的に力の強い雄牛を技術で制します。


脇から角を掴み背骨を反らせることで、前足が地面から離れます。後ろ足からのパワーは空中に残された背骨のカーブに吸収されます。



本来、後ろ足に蹴られた骨盤、その先に伸びる背骨は頭部を運ぶはずですが、角をひっくり返されるとそれができません。後ろ足と背骨と頭部の向く先が一致していないとエネルギーは伝達されないのです。


そして背骨はその伝達をするために自由でなくてはなりません。雄牛の前足が地面から浮くことは、背骨が途中で支えを失うことでもあります。


地面からの支えがなければ、背骨を立たせなくてはなりません。それで背筋を使い、腹筋を使えなくしているので体幹は一体になれません。かくして全身を協同できなくなった雄牛は自分の持てるパワーを何十分の一にも落としてしまいます。



このことが臨床で手を使うときとどう結びつくでしょうか?



テーブルに両手をついてみてください。そして雄牛の角が前を向いているのと、後ろに反らされるのを交互に真似しながら、テーブルを押している手がかけられる圧を比べてみてください。


もしあなたが治療で頭と首の関係に気づいていないと、あなたは意図せずに手の圧を必要なだけかけられているか、定かではなくなります。


シチュエーションに必要な圧にはそれに適した頭と首の関係があります。それはノウハウではありません。いつも同じパターンで済むかやってみないと分かりません。いつも状況は違うはずですから。


しかしそういった仕組みがあると気づいているだけで、自ずと適切な組み合わせを選んでいくものだと思います。


練習、練習。


ModeMethod.net 日本 658-0081 兵庫県神戸市東灘区田中町 080-4134-9888

​神戸・芦屋・西宮・尼崎・大阪・関西のアレクサンダー・テクニーク