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導き出された動きの中身にも違いがある

最終更新: 2019年10月25日


今までお会いしたセラピストとお話して、運動指導で動きを引き出すその内容に目を向けている人はごく僅かのように思いますので、今日はそのことについて書きます。


モード法、あるいはその元のアレクサンダー・テクニークで引き出す動きは、運動療法で引き出す動きと根本的に異なります。


牧場の牛と牛飼いのことを思い浮かべてみるとよく分かると思います。


運動療法は相手を課題の運動しか選択の余地がないように追い込んでいきます。それがとても上手にできる人達がいて関心します。


牧場ではこれは牛を囲いに追い込む作業のようなものだと思います。


その役目はもともとトレーナーさん達が得意としていたものだと思いますが、最近は理学療法士も開業して似たような事をして実費をもらうようになり、トレーナーさんとの役割分担が随分曖昧なものになって来ています。


一方、アレクサンダー・テクニークで導き出す動きは全く逆で、囲いの中から牛を放つ作業に当たります。


どちらも牛は同じくらいの規模で移動するとしても、さて牛達の心情からしてこの二つの作業はどう違うでしょうか?


あなたなら追い込まれる方と解放される方、どちらになりたいですか?


そして牛飼いとしてはどうでしょうか?


教育学では一般的に、「追い込み」は最大限の労力を用いて最低の成果を得るものです。仕方がない場合にしか選択しません。牛飼いとして追い込むエネルギーを費やすか、柵を開けるか、どちらが楽でしょうか?


そしてセラピストの役目には教育があったかと思いますが、相手を教育する役目があるとすれば、あなたは自分の仕事をどんなものでありたいと思っていますか?


これを読んで、あなたが普段どうやって仕事をしているか思い返してみて下さい。そして自分が知らない方法があることにも注意を向けてみて下さい。


知らなければ、ないも同然です。知れば今までとは違う選択肢が生まれます。

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