• オオハシシン

統合された注意の場を自分にやさしく使う



アレクサンダー・テクニークの原理原則に「統合された注意の場」というものがあります。


これは例えばあなたがピアニストで、コンサートの本番に心配や評価に囚われた場合、身体が思うように動かない状態から、調子を取り戻すときに役に立ちます。


自分も自分以外も大きな注意(気づき)におさめる事で、囚われの緊張パターンから抜け出すことができるからです。


この内外に拡張された気づきを「統合された注意の場(Unified field of Attention)」と呼び、アレクサンダー・テクニークのレッスンで得られる能力の一つに数えられています。



今日のトレーニングでは、この統合された注意の場が生徒によってニュアンスが異なるように捉えられていることを知りました。


もっと自分に集中する、あるいは自分を正しいポジションに直す、といった事に解釈されていたのです。



なんとなく分からなくもない。自分でもそう思っていた覚えがあるからです。


集中する、正しいポジションに直す、それらを想像すると、息が詰まる感じがします。


私の先生のひとり、ブルース・ファートマンは統合された注意の場、という言葉をあまり使いませんでした。


そういう誤解がされやすいから、なのかもしれません。


そのかわりに、コネクティッド(世界と繋がった状態)といった表現をされていました。


僕は、我に返る、頭がからだに帰ってくる、くらいでいいのかな、と思っています。


アレクサンダー・テクニークの言葉にはわかりにくいものがあります。姿勢を正されるようなパリッとしたものもあります。輸入物で、翻訳が入っているものなのでしょうがないのです。


そんなときは、レッスンで受けた印象から自分にやさしさを、救いをもたらす方の言葉と結び付けてみて下さい。


その方が僕には役に立ってます。


生きていると追い立てられるものばかり。せめてアレクサンダーだけは、自分を追い立てるために使いたくないですね。


ModeMethod.net 日本 658-0081 兵庫県神戸市東灘区田中町 080-4134-9888

​神戸・芦屋・西宮・尼崎・大阪・関西のアレクサンダー・テクニーク